Law and AI

大阪大学法学研究科の 大久保 規子 教授との共同研究では、いろいろな国で環境法がどのように実施されているかについてを自動で評価する方法を研究しています。
環境法の参加原則は、①情報アクセス権、②政策決定への参加権、③司法アクセス権という3つの柱から成り立っていますが、その具体的制度は国によりさまざまで、実効性を評価するための法的手法が模索されています。このプロジェクトでは、環境法の参加原則に関する国際的な法的評価指標を検討するして、日本の参加法制の強みと弱みを比較法的な観点から分析し、環境民主主義の確立に向けた提言を行うことを目的としています。
このときの、まず最初の課題となるのが、いろいろな言語で記述される関連法、判例などをどのようにして見つけ出すかという点です。最初の取り組みとして、関連法、判例などを引用ネットワークと考え、そのトピックを教師なし学習的に発見する手法(トピックモデリング)を開発しました。
